筒井学童の学区内紹介-3.錦通(葵学区)

筒井学童学区内紹介、3回目は「錦通」を取り上げます。

毎週日曜日にやるつもりだったこのシリーズ、ゴールデンウィークで学童の閉所日が増えることをすっかり忘れていました。
というわけで、急遽第3回「錦通」をエントリーします。

葵学区の南側の地域を東西に横断する形で走っている錦通。
北側の桜通、南の広小路通と並んで、名古屋市都心部東西方向の動線を担っています。
西側は名古屋駅近辺、名鉄バスセンターのビルから、東側の池下バスターミナルまでの全長約6Kmの道路です。

800px-Nishiki-dori_20121220錦通の名前の由来は、古今和歌集に収録された素性法師の和歌「見わたせば 柳桜をこきまぜて 都ぞ春の錦なりける」に由来するとされています。歌の中の「桜」を桜通、「柳」を広小路通沿線にかつてあった柳薬師に見立てて、その間に建設された道路だから「錦」通と名付けられたそうです。
錦通が堀川を渡る錦橋の袂には、命名の由来を記した石碑があったりします。

画像はWikimedia Commonsからの転載です。

錦通の地下には、地下鉄東山線が走っています。
というよりは、昭和30年代前半に地下鉄東山線が建設された跡地が、錦通になったという順番ですね。
第二次世界大戦後の名古屋市の復興都市計画の一環として、土地区画整理が行われて用地が既に確保されていたので、その土地を地下まで掘って東山線を建設し、埋め戻した後を道路としたわけです。
決して錦通の地下に東山線を工事して引いたのではありません(まあ、普通地下鉄を引くときはこの順番なんですけれどもね)。
なので、東山線の駅は軒並み錦通の地下にあるわけです。葵学区内にも、新栄町駅と千種駅があります。
1つならともかく、2つあるっていうのは結構すごいかも。