日別アーカイブ: 2016年1月3日

大人の話。その5

筒井・葵学童クラブでは「租庸調制」が適用されています。

いやあ、律令制度はこんなところで生き残っていたんですねえ・・・などと言っているのは今のところ筆者だけではありますが。
でも、実態としてはかなり近いのかな、とも思っています。

租・庸・調。

「祖」は金銭で納める税金ですね。
筒井・葵学童クラブだと、月々の保育料がそれにあたるでしょうか。
2016年度の保育料は未だに確定と誰も言ってくれていませんが、かといって変更しようとも誰も言っていないので、そのままスライドということになろうかと思います。
2015年度の実績としては、低学年児童1名につき、保育料月額20,000円、おやつ教材費月額2,000円となっています。
高学年児童は、保育料月額が12,000円と6割になります。おやつ教材費は変わりません。
ここから、一人親家庭に対する減免、兄弟姉妹が同時に在籍する場合の減免といった話が適用されていくことになります。

はっきり言って、保育料月額20,000円はかなりの高水準です。
全国的にみても、これより高い月額保育料のところはそんなにないんじゃないかと思われます。
まあ、それでも経営的には決して余裕があるわけでもないし、指導員さんたちに十分な報酬を出せていないのですが。

続いて「庸」。
古代の日本では、土木工事などへの労働力提供としての税金でした。
筒井・葵学童クラブでは、主に各種イベント時に役務提供がなされています。

最後に「調」。
役務提供の代替としての現物納付の税金でした。
筒井・葵学童クラブでは、役務提供の代わりというわけではないですが、キャンプの時の米だとかクリスマス会時の持ち寄り料理だとかがそれにあたるでしょうか。

こうしてみると、民に過酷ですねえ、筒井・葵学童クラブ。
よく一揆が起きないものです。
まあ、自分の子どもの子育てをある意味楽しむのでなければ、やってられないのかもしれません。

さて、重い空気がここでは流れていますが、あすからいよいよ学童の活動が再開です。